
ねえ菱形さん。
最近人気のファイアーエムブレムってどんなゲームなの?

頭を使うシミュレーションゲームと冒険をするRPGゲームを合体させた作品であり、
「シミュレーションRPG」というジャンルを確立させた草分け的なゲームだね。
ファイアーエムブレムはシミュレーションパート(戦闘)とRPGパート(物語)を交互に進めていくゲーム。
主人公は勇者の血統である王侯貴族であることが多く、「貴族同士が戦う→必然的に平民も巻き込まれる」、ということで、だいたいは国や大陸を股にかけた大戦争に発展する。
1990年に始動したファイアーエムブレムシリーズの全貌は以下の通り。
(発売年の横にある数字は人気TOP5)
1990 | 暗黒竜と光の剣 | FC | アカネイア大陸 |
1992 | 外伝 | FC | バレンシア大陸 |
1994 | 紋章の謎 | SFC | アカネイア大陸 |
1996① | 聖戦の系譜 | SFC | ユグドラシル大陸 |
1999 | トラキア776 | DLSFC | ユグドラシル大陸 |
2002 | 封印の剣 | GBA | エルブ大陸 |
2003③ | 烈火の剣 | GBA | エルブ大陸 |
2004 | 聖魔の光石 | GBA | マギ・ヴァル大陸 |
2005⑤ | 蒼炎の軌跡 | GC | テリウス大陸 |
2007 | 暁の女神 | Wii | テリウス大陸 |
2008 | 新・暗黒竜と光の剣 | 3DS | アカネイア大陸 |
2010 | 新・紋章の謎 | 3DS | アカネイア大陸 |
2012④ | 覚醒 | 3DS | イーリス/ヴァルム大陸 |
2015 | if | 3DS | |
2017 | ヒーローズ・Echoes | 3DS | バレンシア大陸 |
2019② | 風花雪月 | Switch | フォドラ |
2001 | ティアリングサーガ | PS | |
2005 | ベルウィックサーガ | PS2 |

すごいシリーズあるね!?

その通り。
キャラを育て、動かしていく手強いシミュレーションゲームとして、海外ファンも多いんだ。
で、各シリーズの内容はこちら↓
暗黒竜と光の剣 | 世界観①元祖作品 |
外伝 | 世界観①の数年後、かつご近所の大陸での物語 |
紋章の謎 | 世界観①のリメイク(第一部)と続編(第二部) |
聖戦の系譜 | 世界観②親世代編→子世代編で大団円 |
トラキア776 | 世界観②の外伝。子世代編のスピンオフ |
封印の剣 | 世界観③子世代編(帰結編) |
烈火の剣 | 世界観③の親世代編(発端編) |
聖魔の光石 | 他の作品との繋がりなし |
蒼炎の軌跡 | 世界観④ |
暁の女神 | 世界観④の続編(3年後) |
新・暗黒竜と光の剣 | 世界観①のリメイクのリメイク(第一部) |
新・紋章の謎 | 世界観①のリメイクのリメイク(第二部) |
覚醒 | 世界観①の2000年後の話 |
if | 白夜王国+暗夜王国+α |
Echoes | 世界観①の外伝のリメイク |
風花雪月 | 士官学校編→5年経過→戦争編 |
表を見ればわかるように、
という塩梅。

ファンの心を上手に掴んでいるんだね…。
ところで、なんで全然繋がっていないのにシリーズ扱いなの?

ファイアーエムブレムシリーズの「ファイアーエムブレム」は、そのまま「炎の紋章」を意味するからだね。
ファイアーエムブレムシリーズは、作品のどこかに必ず「炎の紋章」を出すことで、「これはファイアーエムブレムシリーズだよ!」と言い張っているわけである。
(重要なファクターであることもあれば、主人公に直接関係ないアイテムであることもある)
もちろんそれ以外にも音楽やらゲームシステムなんかを見ればシリーズであることは一目瞭然だが、
物語の途中で「炎の紋章」が出てきてはじめて「ファイアーエムブレム…!」と実感することも多く、
一個人の意見ながら、「王侯貴族が戦争やってりゃファイアーエムブレムだな」くらいの認識で一向に構わないと思われる(暴言)(実物出てくるまでマジ忘れる)。

他にもファイアーエムブレムシリーズには
・主人公は青髪(緑の場合もある)
・人間の姿になれる竜族がいる
・魔道士は砂漠での移動に優れている(初代の名残)
・武器の三すくみ(剣、槍、斧)
・トライアングルアタック
などの共通点(お約束)があり、この格式美に遭遇するとニコッとすることができるよ。

ちなみにファイアーエムブレムは、あくまで『ファイアーエムブレム』であって、
『ファイヤーエムブレム』とか
『ファイアーエンブレム』とか
あまつさえ『ファイヤーエンブレム』などと言ったが最後、エムブレマーにキレられてしまうので、注意が必要だよ。

ファンのジャッジが激しいんだね…。