【マイニング】10分に1度の全力勝負が年中無休・10分は何度も来るからつまり休みなし

投資!

 

ごきげんよう、小松ハジです。

このページに来たあなたを「ビットコインのマイニングってなんだろうの求道者」と見なし、ブロックチェーンにおける「マイニング(発掘)」についてサクサク説明していきます。

 

マイニングってなんぞ

 

さて、マイニングについて知るには、前提知識としてブロックチェーンへの理解が必要です。

え、知らんし…という人は、いっちょ行ってサクッと読んできてください。5分間フリーズしときますね。

 

【ブロックチェーン】仮想通貨は信頼の鎖に繋がれることでRPG通貨になる
ごきげんよう、小松ハジです。 このページに来たあなたを「最近、仮想通貨ってよく聞くけど、なんなんだろう…」と不思議に感じている仮想通貨初心者と見なし、サクサク説明していきます。 仮想通貨は、金融庁の号令により2020年5...

 

おさらいとして簡単に言うと、ブロックチェーンは、

 

①取引内容をデータ化してその記録を台帳にまとめたよ!

②誰でも自分のパソコンでそれを見ることができるよ!

③なんなら不正がないか確認してくれていいよ!

④複数の人が確認して不正がなかったことが確認されたよ!

⑤ここまでの「正しさ」をガチッと固定してブロックにしたよ!

⑥日々新しいブロックができるたび、それを過去の取引のデータに繋げるよ!

⑦それを連ならせてチェーンを作ったよ!

 

というもの。

で、マイニング(発掘)とは、上記の④と⑤と⑥、ブロックチェーン技術において「今までのチェーンの最後尾に一番新しいブロックをはめ込むドンピシャの鍵穴を見つける作業」のことをいいます。

その鍵穴を見つける作業をしている個人や法人を「マイナー(採掘者)」といい、マイナーたちは日々発掘に挑戦、成功して報酬をもらうことで生計を立てているわけです。

報酬額は一定期間ごとに変化し、2020年から2024年までの報酬額は一件につき6.25BTC(時価)となっています。

 

具体的にどんなことしてんの?

 

・気が遠くなるほどスケール(桁)のでかい計算を、マシンパワーで押し通している

・いちばん最初に正解にたどり着いた人だけが成功報酬を手に入れることができる

・二番手以降の人は、その答えが正しいかを確認する

・ブロックは10分ごとに承認されるので、1時間に6個、1日に144個、1年に5万2560個作られる

 

なにが必要?

 

・高性能のパソコンとマイニングソフト

・パソコンを動かす電気代とパソコンを冷却するための電気代(24時間365日稼働)

・できれば倉庫(騒音がすごいし、パソコンの発熱がヤバいので)

 

 

これだけでもう、個人参戦はまず無理だということがわかると思います。

マイナーたちが行うマイニングはハイスペックなマシンと膨大な電力を必要とし、仮想通貨がそのマイニングに使う電力はGoogle10社分に及ぶと言われているのです。

 

4年に1度の半減期(全33回)

 

さて、ビットコインには、「21万ブロックが生成されると、マイナーに与えられる報酬が半減する」という決まりがあります。

計算上、だいたい4年に1度ですね。

なぜそんなことをするかというと、コンピューターの処理速度がおよそ2年ごとに倍増していくと考えられているから。

「計算コストが低下するんだから報酬を減らしてもいいよね」ということです。まあ理には適っていますよね。

 

そうなってくるとなにが問題かというと、「4年に1度の半減期に、ビットコインの価値が倍になってくれないと、マイナーが困る!」ということです。

そりゃそうですよね。報酬50%オフですから。

 

実際、1度目の半減期である2012年、2度目の半減期である2016年には、そんな事情を汲み取ってか「上がるだろう」という空気ができ、ビットコインの価格は上がりました(忖度…!)。

 

2009年(取引開始)
報酬/50BTC

2012年(1度目の半減期)
報酬/50BTC→25BTC

2016年(2度目の半減期)
報酬/25BTC→12.5BTC

2020年(3度目の半減期)
報酬/12.5BTC→6.25BTC

…以下、全33回(2140年頃)まで続く

 

ただ、報酬が半減するのはやはり手痛い。

マシンの性能(処理能力)は上がるけど、マイニングの難易度だって時間が経つにつれて上がっていくし…。

これでビットコインの価格まで下がったら、最悪赤字になるかもしれないし…。

そんなこんなで、半減期ごとにコストが見合わなくなった小規模なマイナーたちが撤退、あるいはビットコインに比べて報酬が安いアルトコインや草コインのマイニングに移行していくわけです。

 

そして大きな団体だけが残るんだね

 

マイニングはどこで行われているのか

 

かつてマイニングの75%は中国で行われていました。

中国の電力料金が比較的安かったからです。

でも、中国では安価な石炭を用いて大量の石炭火力由来電力を使用していたので、大量の二酸化炭素が排出され、結果、地球温室の問題にまで発展してしまいました。

仮想の通貨が現実の環境問題にまで影響を及ぼすってすごいですよね。

 

炭坑の浸水事故により石炭採掘を停止
→発電所への石炭出荷を止めると現地は停電
→マイニングも停止

 

という理由によってビットコインが急落したこともあれば、

 

中国当局がマイニングの規制を強化
→マイニングサービスやマイニングサーバーの販売の停止を発表する

 

という理由によって急落したこともあります。

中国にとってビットコインは、そしてビットコインにとって中国は、少々鬼門だったようです。

確かに成功すれば報酬がもらえるのですが、マイニングの成功報酬はビットコインによって支払われるので、そのビットコインの発行に伴うマイニングがさらに必要になるというキリのなさ。

そんなこんなで、中国はとうとうマイニングの規制に乗り出しました。

もともと自然エネルギーへ舵を切ろうとしていたので、中国のマイニング規制強化は自然な成り行きと言えるでしょう。

 

マイニングはどこで行われているのか2

 

では、中国で行われなくなった分のマイニングは今どこで行われているのでしょうか。

中国の例を見てもわかるように、解決すべき問題が多い国ではマイニング事業はどうしても展開しづらい。

そんなこんなで、今では超安定大国アメリカが全世界のハッシュレート(マイニングに使われる演算能力)の35%を占めています。

第2位のカザフスタン(中国の左斜め上。中国のマイナーが移動したと言われている)と第3位ロシアは少々雲行きが怪しい…というか、

 

◆カザフスタン
マイニングのしすぎで電力供給不足→燃料価格引き上げ→ネット遮断→規制強化(2022年1月上旬)
◆ロシア
ロシア中央銀行が仮想通貨の使用とマイニングの全面禁止を提案(2022年1月21日)

 

実際、このニュースで2022年1月下旬のビットコインは天辺から一気に半値にまで下がってしまいました。

ブロックチェーンは革新的な技術には違いありませんが、そのためのマイニング作業が難物すぎるのです。

 

・多くのノード(パソコン)が同じマイニング作業(計算)をすることが無駄な検証作業、転送電力コストを大量発生させている

・取引量が増えると、このコストがさらに増える

・一握りの大手マイニング企業が多数を圧倒する様は、これこそが中央集権的な様相を呈している

 

これらのことから、ビットコインにもそれなりの問題があることがわかると思います。

実際、後発の通貨にはビットコインより技術的に優れているものがたくさんあるんですよね。

でも、それらがビットコインに取って代われるかというと…(微妙)。

 

いつかはコンピューターの処理速度の向上がその問題を解決してくれるのでしょうか。

緩やかな、あるいは一発逆転の方法・技術の誕生が待たれています。

 

 

タイトルとURLをコピーしました