ハイラル王国巫女姫ゼルダによるブレワイアテンダント4・閉ざされた台地(後編)

ゲーム!

 

 

「女神の祝福を受け、一段と頼もしくなったな。上がってこい」

ご老人が神殿の天井のさらにその上(要するに屋根ですね)からリンクに呼びかけます。高いところがお好きなのですね。

えっちらおっちら神殿の屋根の上に上がったリンクに「わしの本当の姿を見せるとしよう」と厳かに語るご老人。え、本当の姿、ですか?

フードをかぶったご老人の姿が揺らぎ、次の瞬間現れたのは…。

「わしの名はローム・ボスフォレームス・ハイラル。ハイラルの最後の王だ」

 

お父様!?!?!?!?!?

 

ご無事だっ…いえ、お亡くなりに…でもこうしてお姿を…あれから100年も経っているのにまだこの世を彷徨って…!?

 

「記憶がないお主にすべてを語れば混乱すると思い、黙っていたのだ。だが今こそ話そう。100年前に何があったのか」

そうして、謎のご老人改めお父様は以下のことを厳かに語るのでした(箇条書きしますね)。

 

100年前、古の魔王ガノンが怨念となって復活し、その者が起こした「大厄災」によってハイリア王国が滅んだ

当時、王国の占い師はあらかじめそのことを予言しており、ハイリア王家は対抗策として過去の遺物を掘り出すことを国策とした

その結果、獣をかたどった四体の「神獣」と数多の「ガーディアン」を発掘。それらを動かす研究が進められた

優れた能力を持つ「神獣の繰り手」、伝説の「退魔の剣を持つ勇者」を擁し、厄災戦のじゅんびはばんたんだ!

だがハイラル城の地下深くから現れた厄災ガノンが最初にしたことは、四体の神獣と数多くのガーディアンを乗っ取ることだった

神獣を操る4人の英傑は殺され、乗っ取られたガーディアンの猛攻により国は壊滅してしまう

退魔の剣を持つ勇者が瀕死の重傷を負ったことにより、ゼルダ姫が1人残り、今もガノンを封じ込め続けている

 

 

そして、「退魔の剣を持つ勇者であり最後までゼルダを守ってくれた騎士、それがお前なのだ」とお父様は結ぶのでした。

リンクは不可解げな表情で「…つまり自分は100年前の人間ってこと?」と尋ねます。そりゃそうですよね。

「その通り、お主の命運は一度尽きた。だから回生の祠に運び込まれ、100年という年月をかけて蘇生されたのじゃ」

リンクはさすがに驚いた様子でしたが、「じゃあたまに聞こえるあの声は…」と謎は全て解けたみたいな感じでもありました。

「あの城にいるゼルダの心は今もお主と共にある」

「…(※そんなこと言われても何一つ覚えてないんだけどという顔)」

「どうか、厄災ガノンを倒し、今なお戦っているゼルダを救ってほしい」

…お父様…!

「まあ今のお主では四神獣とガーディアンには絶対に敵うまいが」

ですよね…!

「ゆえに、まずはお主の力となってくれる人物を訪ねよ。カカリコ村にいるインパという者だ」

インパ!? 健在なのですね! 私もぜひ会いたいです!

インパのことも忘れてしまったらしいリンクは「はぁ…」と気の抜けた返事を返します。戦場ではあんなにインパと息が合っていたのに…。

私は記憶喪失という代償が大きすぎることを今になって痛感しました。マスターソードの精霊よ、申し訳ありません…。

 

すべてを話し終えたお父様は成仏するかのように静かに消えていきました。

…またお会いできて嬉しかったです。厄災ガノンは私が必ず封じきってみせますので、どうぞ安心してお眠りください…。

唯一の話し相手だったお父様が消えてしまい、それによってリンクの迷いも振り払われたのでしょう。

こうしては4つの祠をクリアしたリンクは、ご老人改めお父様から受け取ったパラセールを使って始まりの台地を後にするのでした。

 

 

 

ブレワイアテンダント5→インパを訪ねて

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