ハイラル王国巫女姫ゼルダによるブレワイアテンダント12・四体の神獣を解放せよ「雷の神獣ヴァ・ナボリス」(前編)

ゲーム!

 

 

さて、残る神獣は英傑ウルボザが操るヴァ・ナボリスです。

今まで三体の神獣を軽く取り戻してきたリンクですが、砂嵐と雷の神獣であるナボリスを取り戻す本件に関してはリンクといえども難航することは最初から目に見えていました。

なぜならウルボザが治めていたゲルドの街は古今東西「男子禁制」だからです。

 

砂漠の中にあるゲルドの街が男子禁制であることを知ったリンクは、だからといって諦めはしませんでした(こんな時くらい例外的に入れて欲しいものですが、そういう文化のなのですから仕方ないですね)。

男子禁制の街に入る方法を探すリンクは、「女性しか入れないゲルドの街に潜入した男がいるらしい」という話を小耳に挟みます。

なんやかんや調査した結果、やがてリンクは男がゲルドの街に入る唯一の方法を発見しました。

単純にして明快な唯一のその方法は「THE 女装」。

リンクはヴィヴィアンという方から600ルピーで「淑女の服」を手に入れ、「似合うじゃな~~~い!!」と言われるほど完璧な淑女となって、実に正々堂々ゲルドの街に入ることに成功したのでした。

 

退魔の剣を引き抜き伝説の勇者となり騎士たちの模範たれと常に自己を律し真面目な顔を永遠に崩さない鉄面皮だった私の近衛騎士が世界一可愛い…。

 

世界一可愛いリンクがゲルドの街に入ると、街は2つの問題で揺れていました。

1つは、神獣ヴァ・ナボリスが街の近隣で暴れていること。

もう1つは、国の宝「雷鳴の兜」を盗まれてしまったこと。

そんなこんなで街中が厳戒態勢真っ只中だったのです。

 

ゲルドの街の現在の族長は、英傑ウルボザの子孫であるルージュという少女です。

話によると、彼女は幼いながらも民のことを一番に想う賢君であり、だからこそいつも自分の不甲斐なさを責めているとのことでした。

私も大概人のことは言えませんが、できれば肩の力の抜き方を教えてあげたいです。

実際にルージュ様に会うと、彼女は冷静で博識な才女でした。

彼女はリンクのリーカーストーンを見て「珍しいものを持っているな」と微笑み、リンクの名前を聞いて「100年前の英傑と同じ名前だな」と即反応します。私なんかとは比べ物にならないほど話が早いです。

 

「ナボリスに乗り込みたいだと? あれを制御できるのは100年前の大厄災で命を落とした英傑だけだぞ」
「だがハイラルの姫がリンクという名の剣士を眠りに付かせているな。もしやそなたはそれか? そのシーカーストーンを持っているのが何よりの証だ」
「しかしそなたは退魔の剣を持っていないな。…ハイラルの姫が迷いの森に封印したと言われているから、そのせいか?」
「それにしても、英傑にハイリア人の女はいなかったはず。…お前男だな?」
「もしそうなら大罪だが、お前が英傑であるなら話は別だ。ウルボザ様の友を雑には扱えんし、ナボリスを止めたいしな」
「それに英傑なら、正真正銘、神獣の中に入れるということだからな」

 

早い早い早い話が早い! これのどこが「不甲斐ない族長」なのですか!? 甲斐性しかありません!

族長ルージュはリンクを信用する構えを見せますが、傍にいる兵士長は話が別です。仕方のないことではありますが、「このような人物、とても信じられません!」とバッサリです。

「我らは前門に神獣、後門にイーガ団を抱えている。英傑の助力が得られるのであれば、これ以上の助けはないだろう?」

「…ならば、イーガ団に盗まれた雷鳴の兜の奪還をその者に頼みましょう。見事取り返せたら私もこの者を信用します」

しょうがないことではありますが、また交換条件を突きつけられてしまいました。

 

イーガ団、つまり「厄災ガノンに傾倒するシーカー族」に盗まれた「雷鳴の兜」はゲルド族の至宝です。

それがなければナボリスの雷に対抗できないとされるほどのマストアイテムであり、だからこそルージュ様はにっちもさっちもいかない状況に追い込まれていたのでした。

 

イーガ団の本拠地は砂漠の北方にあると言われています。

忍者装束と素早い動き、倒せば武器とお金とバナナを落とすシーカー族。それがイーガ団だと定義して差し支えはないでしょう。

その本拠地に潜入したリンクは敵の目を避けるため盛大にコソコソし、敵の注意を引くためにバナナをブン投げ、敵の戦力を削ぐために敵の宝(※バナナ)を強奪し、敵の総大将に会うため先方のお宅をこれでもかと家宅捜索しまくります。

そうして出会ったイーガ団の総長コーガ様(尊称までが名前?)は、シーカー族らしくリモコンバクダンやマグネキャッチを使って戦う強敵でした。

 

「誰だ、俺様の昼寝場で何をしている。…ん? そのシーカーストーン…さてはお前、リンクだな?」

「チガイマース」

「お前が着てるのゼルダ姫が繕った英傑の服じゃねーか!」

「えっそうなの?」

「なんで初耳なんだよ!」

話してみると愉快な方ですね。戦い方もユニークで、対応するリンクの顔も心なしか明るめです。

 

そんなこんなでリンクは無事雷鳴の兜ゲットバックしたのでした。

 

 

 

ブレワイアテンダント13→四体の神獣を解放せよ「雷の神獣ヴァ・ナボリス」(後編)

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