マケドニア王ミシェイルによる「暗黒竜と光の剣」アテンダント●第十四章「スターロード・マルス」

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本日はお日柄もよろしく、いざ鎌倉ならぬ、いざアリティア城。

自分の家(城)に入ったら暗黒司祭やマムクートや果ては盗賊がいるというのは割と真面目にガチギレ案件だと思うが、マルス王子は表面上は穏やかに、行動量的には鬼のように、自らの城を駆け回っていた。

「マルス様ー、メンバーカード出ましたー」という言葉をかけられ、玉座の間に突っ込んでいく同盟軍。

アリティアを占領している将は魔竜族のマムクートであり、アリティア国民に対し苛烈な支配を行っていたクソ野郎だという。

それどころか、マルス王子の姉であるエリス王女をガーネフに引き渡したり、マルス王子の母であるリーザ妃を殺した張本人であるとも言われていた。…死んだな。

 

…これは俺個人の感想だが、マムクートと戦うことは人間の将と相対することに比べたら幾分か気が楽だ。

マルス王子もそうなのかは知らないが、竜特攻を持つドラゴンキラーを手に敵将に向かっていく彼は、絵画に残したいほど凛々しく、また、古の英雄を彷彿とさせるほど立派な姿だった。

…なにはともあれ、Congratulation。

 

 

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→第十五章「マムクート・プリンセス」

 

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