マケドニア王ミシェイルによる「暗黒竜と光の剣」アテンダント●第十三章「アリティアの戦い」

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星と光のオーブの探索は後回しにするとして、アリティア。

アリティアだ。

基本無関係な俺すら感無量。

苦節2年。マルス王子たちはようやく祖国アリティアの奪還に取り掛かろうとしていた。

 

いつもは穏やかなマルス王子だが、この時ばかりは決意も意気込みもひとしおだったのだろう。

勇者サムソンと聖騎士アラン、どちらか一方を仲間にできると言われて「みんなで話し合って決めて欲しい」と仲間たちに判断を丸投げし一目散に城に向かう様子は、普段の彼からは考えられないほどだった(魔道士マリクが「もう少し興味を持ってください!」と叫んでいた)。

 

アリティアで待ち受けるのは、マケドニアの竜騎士とグルニアの騎士団、そしてドルーアの将軍という混成部隊である。

俺が言うのもなんだが、そんな乗り合いタクシーに集まったみたいな適当な編成がここまで数々の伝説を打ち立ててきたマルス王子たちの軍勢に敵うわけがない。

途中、牢に囚われているチェイニーという謎の人物を仲間にしつつ、まずは国土を超迅速に平定したマルス王子は、夜の闇の中、シルバーカード(買物半額)を光らせつつ、アリティア城に居座る敵将を討つべく、必殺の武器を磨き上げるのだった。

 

 

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→第十四章「スターロード・マルス」

 

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