マケドニア王ミシェイルによる「暗黒竜と光の剣」アテンダント●第十九章「マムクートの王国」

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メディウスを討つため、ついに敵の本国であるドルーア帝国へ進攻するマルス王子たち。

マムクートの王国であるドルーアには「復活の神殿」があり、そこで神秘の杖「オーム」を使えば、死者をも復活させられると言われていた。

当たり前だが、そんな貴重な魔法の杖は誰でも使えるわけではない。

現在だとアリティアのエリス王女がまあ確実に使えるということで、だから彼女はガーネフに捕らえられていたわけだ。

 

むろん、マルス王子たちは死者を出すような下手な進軍はしないので、復活の祭壇に用はない。立ちふさがる竜を斬り倒しつつ敵の居城に進むのみだ。

その過程で、「マルス様ー。メディウスが城の外に出てこないのはまだ完全に復活していないからみたいですー!」という朗報がもたらされた。

人間の姿にはなれるが、元の竜の姿を維持して暴れるにはまだまだエネルギーが足りないということらしい。

復活から数年経っているというのに、どんだけ燃費が悪いんだ。

 

まあいい。それはつまり今が絶好のチャンスということなのだから。

いざ最後の戦いへ。山間にある秘密の店でパワーアップアイテムや扉の鍵を大量に買い込むのを忘れるなよ。

 

 

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→第二十章「選ばれし者達」

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