マケドニア王ミシェイルによる「暗黒竜と光の剣」アテンダント●第九章「ノルダの奴隷市場」

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ペラディからディールを経てアカネイアに到達した同盟軍のキャンプ地は、ついに山向こうに王都パレスを望むまでになった。

パレスに突っ込む下準備として、まずは周囲の安全を確保しなければならない。さっそくノルダ奪還についての会議が開かれたわけだが、アリティアの王族、アカネイアの王族、オレルアンの王族、マケドニアの王族、タリスの王族が揃って「突っ込もう」という作戦を支持したのは、どういう劣化、あるいは進化なのだろうな。

 

そうして雄々しく突っ込んだ結果、マルス王子たちは2人の特筆すべき人物と邂逅することになった。

1人はアカネイア聖王国の弓騎士ジョルジュ。彼は広大な自治領と他の王国に匹敵する勢力を持つアカネイア五大貴族のひとつ、メニディ候の息子である。

「ドルーア軍の捕虜になっていたが、最近隙を見て逃げてきた」とのことだ。お疲れ様なことである。

 

もう1人は大司教ミロアの娘のリンダ。将来有望な魔法使いで、すでに光の上級魔法を使いこなす実力者だ。

大司教ミロアといえば、大賢者ガトーの弟子でありアカネイアの守護者と呼ばれた御仁であったか。

確かカダインがドルーアに与することに反対して殺されたと聞いている。

思えば、ミロアを殺したガーネフがカダインの大司祭に収まりドルーアと結託したことが全ての始まりなのかもしれない。

リンダは父の敵であるガーネフから身を隠すため男装して身を隠していたが、ノルダの奴隷商に捕らえられてしまったという。

そこに本日颯爽と突っ込んできたのがマルス王子たちというわけだ。運命の妙が過ぎる。

 

全会一致でノルダの奴隷市に突っ込んだマルス王子は、そのようにして大陸一の弓騎士と最強の光魔法の使い手を自陣に収めたのだった。

 

 

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→第十章「アカネイア・パレス」

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